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八王子にある「ぱんだ中国語教室」の話題
by zhuneit
台湾発見(9)
台湾発見(9)_e0064862_14153387.jpg極彩色の看板・真紅の紅包(祝儀袋)・
赤地に金文字で書かれた賀年卡(年賀状)・
モールなど飾りがいっぱい付いて
派手な色の洋服など
台湾はとてもカラフルな国です。

でも、これらは私たち日本人にとって、
不思議に感じられますが、
まあ、なんとか慣れようというものです。

しかし、人々の信仰の場である廟(寺)の
色鮮やかなことには 未だにとまどいを
感じています。

柱は紅や金色に塗られ、
屋根には金・緑・黄色に塗られた龍がいます。
それだけでは、ありません。
神様自体も建物に劣らず、色鮮やかです。
この神様は、例えば商売とか病など現世の利益を
かなえてくれる日本の神道にあたるもので、
こちらでは道教です。

来世を説く仏教であっても、寺の建物や仏像は
やはり、日本よりずっと金ピカです。

廟での祈願の仕方には特徴があります。
木で作られた三日月形の筶(神杯)という
占用具を、三度振って上に投げ上げます。
この筶は二枚が一組になっていて、それぞれ
凸面に削った側(陰)と凹面に削った側(陽)があります。
従って、投げた場合、次の三通りの場合ができ、
その場合の様子によって吉凶を占います。

 一陽一陰・・・「聖筶」願いがかなう。
 二陽   ・・・「笑筶」神が祈願した人を笑っている。半吉半凶で再考の意味。
 二陰   ・・・「伏筶」願いが拒否されている。願いを改めるか、引き下がる。

祈願をする時、線香を燃やすのは日本と変わりませんが、
「神銭」も燃やします。
「神銭」というのは 神様専用のお金で、
一枚一枚祈りを込めて燃やし、煙にして、天に送れば、
神様が祈りを聞き届けて、倍返しにしてくれると信じられています。
この「神銭」は「拝拝」の日になると、どこの商店の門口でも燃やされます。
「拝拝」というのは毎月旧暦の1日と一五日に行われる祭りのことで、
門口に沢山のお供え(鶏の丸焼き・スイカ・バナナ・菓子など)をして、礼拝します。
by zhuneit | 2005-09-28 14:17
ぱんだ中国語教室
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